1月25日。丸善雄松堂さん主催の読み聞かせイベント「絵本でおいしいを楽しもう」を、福岡県北九州市で開催しました。

今回は企画からご一緒させて頂き、「楽しく読んで 美味しく食べて　社会貢献」というテーマで、絵本を通じてフードロスについて考えるイベントに。

そこでお声がけしたのは、高級冷凍パンの会社でロスパン削減に力を入れている株式会社スタイルブレッドさん。今回も、廃棄間近のロスパンを数百個ご提供頂きました。

そして、地元・福岡の系列放送局、ＦＢＳさん。ここには、元アナウンサーで、現在サステナビリティ関連部署にいて、「絵本専門士」受講中の山田真由美さんがいらっしゃいます。経歴がほぼ同じで、まさに「同志」としてたくさん学ばせてもらっている山田さんと、読み聞かせコラボレーションが実現しました！

そして、福岡の夕方ニュース「めんたいワイド」で密着取材が入り、財津ひろみアナウンサーに、インタビューや取材をして頂きました。会場の丸善北九州リバーウォーク「まなびのエリア」は、小倉城一望のこのロケーション！忍者や侍の絵本を読んだら楽しそうですね。

イベントでは、まず冒頭に、賞味期限が近いという理由で廃棄されてしまうパンを子どもたちに紹介。その後、パンに関する絵本を中心に、「食べ物を残すのはもったいない」ことが伝わる絵本を選書。2人読みならでの楽しさとして、迫力のある大型絵本や、2冊が連動して進んでいくお弁当の絵本などを選びました。

せっかく福岡県で行うので、福岡県ご出身のよしながこうたくさんの「給食番長」を...私が東京言葉、山田さんが福岡言葉で読み、ご当地感も楽しみました！

読み聞かせのあとは、場所を移して、リベイクしたロスパンを味わってもらいました。子ども達にインタビューしてくれたＦＢＳさんによると、「今度から好き嫌いしないようにしようと思った」「野菜を残したら、作った人が悲しむんだと知った」というような嬉しい感想が。

中でも、「食べれば、美味しい」とつぶやいた男の子の一言が胸に刺さりました。そうなんです、フードロスを減らす最初の一歩は、「食べれば、美味しい」なのです。知らないものでも、食べてみる。嫌いなものでも、少しでも、食べてみる。その小さな勇気から大きな変化が始まるのだということが、少しでも子どもたちの胸に残ったなら幸せです。

「めんたいワイド」さんオンエアの動画記事が2026年1月末までご覧いただけます。素晴らしい記事なので、是非ご覧ください！

https://news.ntv.co.jp/category/life/fs29c977fb881a4f84b01ea989898d2f37

これからも、想いのある会社や、日本全国の系列局の皆さまと、絵本を真ん中にした活動を一緒にしていきたいと思っています。今回関わって下さった全ての皆さま、ありがとうございました！

＜読んだ絵本＞

「パンどろぼうとなぞのフランスパン」　柴田ケイコ　ＫＡＤＯＫＡＷＡ

「ぼくのぱん　わたしのぱん」　作・神沢利子　絵・林明子　福音館

「やさいのおしゃべり」　作・泉なほ　絵・いもとようこ　金の星社　

「ひつじぱん」あきやまただし　鈴木出版　

「ぼくのおべんとう」　「わたしのおべんとう」　杉山カナヨ　アリス館

「給食番長」よしながこうたく　好学社